Hello Dhaka (ダッカ生活情報誌) 2013年版

第2章 医療・保健

≪赴任前の準備≫

 

バングラデシュは気候が高温多湿で、衛生状態が悪く、不健康地とされている。近年、近代的な設備の整った病院が増えているが、依然安心してかかることのできる医療機関が少ない為、自分の健康は自分で守る自覚と、万一の怪我、病気の際にしっかり対処できる準備を整えておく事が必要。

 

赴任前の健康診断

海外に6ヶ月以上職員を派遣する場合、健康診断をする事が労働安全衛生規則45条の1で定められているので、赴任前には必ず健康診断を受けること。

 

赴任前治療

歯の治療などはなるべく済ませておく。眼科、耳鼻咽喉科の治療や、眼鏡、補聴器等の調整も済ませておく。

※健康診断のデータ(特に持病がある場合)

 主治医による診断名、検査所見、投薬名などを明記した紹介状を英語で書いてもらう。

 レントゲン・超音波・心電図等の検査結果のコピーもあるとよい。

 

医薬品について

ダッカには多数の薬局があり、入手できる物もある。しかし、品質管理に不安があり使用できない場合も多いので、日本から持参する方がよい。湿度が高いので、一回分毎にパックされた錠剤、カプセル剤が望ましい。

 

日本から持ってきた方がよい薬

・ 総合感冒薬、咳止め

・ 解熱剤(アスピリン、イブプロフェン、小児にはアセトアミノフェンの座薬もよい)

・ 腹痛止め・下痢止め(正露丸、ブスコパン、フェロベリン等)

・ 抗生物質(ぺニシリン系、タリビット、カナマイシン、ケフラール等、小児はドライシロップがよい)

・ 点眼薬(一般市販の消炎用点眼薬、抗生物質入りのもの)

・ 虫刺され用の軟膏・クリーム・虫除けスプレー

・ 肩こり・筋肉痛用湿布薬

・ 外傷用消毒薬(マキロン、イソジン、オキシフル)

・ 体温計

・ マスク、脱脂綿、絆創膏、伸縮性包帯またはネット

・ スポーツドリンク(下痢時の水分補給)

・ 各種ビタミン剤

・ 綿棒(なるべく殺菌されたもの)

・ うがい薬(イソジン等)

 

≪着任後の注意≫

 

健康を保つための基本事項

1 .必要な予防接種を受ける。

 ≪予防接種≫の項(後述)を参照。

2. 睡眠、休息を充分にとる。

 できるだけ昼寝をし、睡眠を充分にとる。

3. 外から帰ってからのうがい、手洗いの励行。

 汚染のひどい外気で喉を痛めやすく、インフルエンザも流行する。

4. シャワー、入浴で身体を清潔にする。

 不潔な皮膚から様々な皮膚炎や感染症が発生する。皮膚を清潔に保つこと。

5. 適当な運動を欠かさない。

 ストレス解消の場が少ないのが現状。水泳、テニス、ゴルフ、ジム等で、体を動かすのがよい。

6. 水分を充分にとる。

 水分の摂取量が足りないと、様々な病気の原因となったり、尿道炎や腎臓の障害をきたすことがある。アルコールの取りすぎでも体内の水分量が減るので注意すること。

7. 生水は飲まない。

 生水を飲む事で感染する病気が多い。ダッカの水道水は水圧が低いため、周囲からの細菌の混入の危険性が高く、必ず沸騰が必要。20分沸騰させれば、ほとんどのウイルス・細菌・原虫・寄生虫・真菌(カビ)を殺す事ができる。家庭で浄水器を使用する場合は、定期的にフィルターを交換し、週一回は完全に水を入れ替えて掃除をすること。ミネラル水も煮沸消毒後に飲用することをすすめる。

【沸騰水の処理】

 一旦沸騰させた水はできるだけ、その日のうちに使いきる。

 使用人には手を洗わせてから沸騰水を容器に入れさせる。やかん内部や容器内はきれいにしておく。酢で汚れを落とすことができる。

 氷は沸騰水を用いて作る。レストラン、ベンガル人家庭では、多くは水道水を用いて氷を作っているので、注意が必要。

8. 肉・魚介類・乳製品に関する注意点

 生のものは食べないほうが無難。刺し身用にしっかり保存されたもの以外は危険。できるだけ刺し身は避けるほうがよい。

 豚肉は寄生虫の有鈎条虫が危険なのでしっかり火を通す。

 牛肉は使用するまで少なくとも3日冷凍すると、寄生虫(無鈎条虫)の感染を防御できる。

 しかし、牛肉もよく火を通して料理するのが望ましい。

 鶏肉は比較的安全だが、サルモネラ菌感染の危険があり、腸チフスにかかる事があるのでやはり良く熱を通すこと。卵も同様の危険があり、生での摂取は避けたほうがよい。

 生の牛乳、ヨーグルトには病原性大腸菌が混入している可能性がある。

9. 油・スパイス(香辛料)に注意する。

 食用油の一部に不良品が含まれている事がある。日本人は体質的に油に弱く、油やスパイス(香辛料)のとり過ぎが胃腸肝障害を引き起こす事があるので、控えめに。

10. レストランでの注意点

 生もの(肉、魚、野菜)は食べないほうがよい。

 乳製品は避ける。

 新しいミネラルウォーターを注文し、目の前でふたを開けさせる。

 氷は避ける。氷では細菌・ウイルスは死なない。どうしてもレストランで氷を使いたい場合は、沸騰水を利用した氷を持ち込むこと。

11. 蚊に刺されないようにする。

 ≪バングラデシュでの主な病気と対策≫P.27の、マラリア・日本脳炎・デング熱の項を参照。

12. 野生動物・家畜に触らない、沼地に近寄らない。

 狂犬病は犬以外の哺乳類からも感染するので、犬・猫・ウサギ・リス・コウモリ等の動物は、絶対に触らない。沼地は住血吸虫や様々な病原菌の温床なので、沼地の水には触れない。

13. その他

 動物に咬まれたり、怪我をした場合は速やかに水道水(浄水後のものが望ましい)で洗い流してから、速やかに医療機関で処置を受けること。破傷風菌にはオキシゾールが有効。怪我の場合は、追加接種(予防接種:免疫グロブリン)が必要。火傷、打撲、捻挫、怪我の時は最低でも2~3時間、氷で冷やす。

 

≪医療の受け方≫

 

後述の≪医療機関リスト≫に記載の医師については、予約なしでも混んでいなければすぐに診療を受ける事も可能だが、原則として予約が必要。一般にベンガル人医師は日本人に対して好意的だが、時に意思の疎通がうまくいかない場合もある。尚、往診を依頼するのは難しく、通常は自分で直接受診する事になる。何かわからない事がある場合には大使館の医務官に相談するとよい。

 

医療費(参考)

・ 診察料   400~1000TK

・ X線検査料 200~3000TK

・ 血液検査(GOT、GPT) 200~800TK(1項目)

・ 尿検査     100~200TK

・ 検便 100TK~(便鮮血100TK~)

・ 入院(1日) 入院料は病院によって大きく異なる

当地の医療機関での領収書は手書きなど粗雑な物があるので、必ずスタンプとサインを確認しておくとよい。また医薬分業なので、通常は医師から処方された処方箋を持って、街中の薬局で医薬品を購入することになる。

 

健康診断の受け方

後述の≪医療機関リスト≫に記載の病院では一応の血液・尿・便検査・胸部X線検査等が可能。このほか幾つかの私立の臨床検査センターではCT・MRI・エコー・血液自動分析装置など、先進国並の医療診断機器が導入されているが、診断技術や能力は全面的に信頼できるとはいえない。人間ドックや精密検査は日本またはバンコク、シンガポールで受けているというのが現状。

 

≪バングラデシュの主な病気と対策及び予防接種≫

 

予防接種を受ける時の注意

ほとんどの予防接種(日本脳炎以外)はダッカでも可能だが、品質管理の点で信頼性が低いので、可能な限り日本で接種しておきたい。充分な免疫を得る為に数回受ける必要があり、その期間も2~3ヶ月、またはそれ以上要することもあるので、接種する場合は早めに手続きをすすめること。妊婦が受けられる予防接種については、受診している産科医か最寄りの検疫所に相談すること。

 

 下痢症(赤痢、チフス系)

原因としては、コレラ、細菌性赤痢、ジアルジア、アメーバ性赤痢、イソスポーラ、病原性大腸菌、サルモネラ、キャンピロバクター、ロタウイルス等がある。手洗い・うがいを励行し、生野菜・生水を避ける事で、かなり予防できる。ひどい下痢になった時は、脱水を予防するため水分の補給をする。

汚染飲食物からの経口細菌感染で、生命にかかわる率の高いのは腸チフスや赤痢。日本人の患者も散発的に発生しており、帰国した例もある。腸チフスでは発熱のみが続いて腹部症状がないことがある。原因不明の高熱が続く時は常にチフスの可能性も考え血液検査が必要。抗生物質が有効。放置していると腸穿孔や消化管出血のような致命的合併症を起こす危険がある。

予防接種

日本では腸チフスのワクチンは製造されておらず予防接種が受けられないが、欧州製ワクチン(有効率70%)は当地で入手可能。着任後なるべく早く受けておくのがよい。1回の接種で2~3年有効。ただしパラチフスには無効である。

 

 風邪

雨季は蒸し暑い為、一日中エアコンを使う家庭が多く、寝冷えをし、風邪をひきやすくなる。乾季には空気が乾燥し、排気ガス・砂ほこりで喉を痛める事が多く、風邪が流行する。できるだけ頻繁に手洗いとうがいをし、予防するように。インフルエンザは当地では季節流行はなく、一年中発生するので、38度以上の高熱が出る場合はインフルエンザの可能性があることを頭に入れておくこと。インフルエンザの予防接種を受けておくことを勧める。

 

 熱中症

暑い直射日光の下や、閉めきった暑い部屋で激しい運動や労働をすると、体温は上昇するのに汗が出ず、体に熱がこもってしまうことがあり、時に重症化する。高温・多湿・無風という環境が大きく影響し、虚弱体質・飲酒・過労なども原因となる。突然意識を失う事もあるので注意が必要。体温の急上昇(40℃以上)・頭痛・めまい・吐き気・疲労感・真っ赤な顔・汗の出ない乾いた皮膚等の症状が出ると危険。涼しい換気のよいところに移るか、扇風機やエアコンの風に当たり、水分の補給をすること。重症の場合は、冷たいタオル・氷片・アルコール綿で全身をマッサージするなど体を冷やし、点滴が必要になる。炎天下でスポーツをする際は水分を補給しながらすること。

 

 湿疹など皮膚の病気

汗やほこりで皮膚は不潔になりやすく、雑菌が多いため湿疹が出やすい。蚊に刺された傷口からバイ菌が入り化膿することもあるので、掻きこわさないこと。ちょっとした擦り傷等でも消毒を怠ってはいけない。アトピー性皮膚炎は悪化する傾向がある。

 

 肺結核

毎年30万人の患者が発生し6万人の死亡が報告されている。バングラデシュでは最もありふれた肺の病気で、結核患者は日本のように管理されておらず、使用人が感染していることもあるので、必ず雇用時と年1回は使用人の健康診断をする。近年、薬剤耐性の結核が増加している。多剤耐性結核菌感染は現在でも治療が困難な重篤な疾患。

 破傷風

バングラデシュでは死因のかなりの割合を破傷風が占めているが、日頃からむやみに素手で土に触れないなど気をつけていれば予防できる。

予防接種

破傷風ワクチンは3種混合に含まれているが、日本では1967年以前に生まれた人は3種混合の接種が行われていないので、必ず接種すること。外傷を受けた時は、過去に3回以上の接種歴が無ければ、必ず破傷風ワクチン(トキソイド)を受ける。接種後5年以上経過した人もワクチンを受ける必要がある。トキソイドを1回以下しか接種していない人が不潔な外傷を受けた場合、破傷風免疫グロブリン投与の対象になる。

1968年以降生まれの人は3種混合ワクチンを接種しているはずなので基礎免疫はもっているはず。そうでなければ初回免疫1回目、2回目(4~8週後)、追加免疫(6~18か月後)で基礎免疫を作り、以降通常5~10年程度で追加接種が望ましい。

 

 A型肝炎

経口感染する為、汚染された生野菜・魚介類・果実・牛乳などを介して感染する。特に加熱が不十分な貝は要注意。潜伏期間15~49日(平均30日)で感冒様症状で発症し、次第に黄疸が出る。ダッカでも流行する事があり、日本人の発症もある。一般にA型肝炎ウイルスは抵抗力が強いと言われているが、 100℃ 20分の加熱で完全に死滅する。特に流行時は充分に煮沸する必要がある。過去に感染した人は生涯免疫を獲得しているので、再感染することはない。

予防接種

ワクチンの効果を長期に維持するには、くり返し接種が必要。3回接種すると4~5年間の感染防御効果が期待できる。ダッカでもワクチンの接種は受けられるが、日本で受けておいた方がよい。初回免疫1回目、2回目(2~4週後)、3回目(5~6ケ月後)、以降10年毎で追加接種が望ましい。

 

 B型肝炎・C型肝炎

B型やC型の肝炎ウイルスを含む輸血や血液製剤の注射をうけたとき、同じ注射針を消毒せずに複数の人に使ったとき、あるいは性行為等で感染する。1~6ヶ月の潜伏期間を経て黄疸を主な症状として発病する。ウイルスの量と個人の抵抗力等により症状にも差が出る。C型肝炎は慢性化しやすく、肝臓癌の原因にもなることがある。当地で医療行為を受ける場合、必ず使い捨ての注射器、注射針を使っているかの確認が必要。

予防接種B型肝炎のみ(C型肝炎の予防接種はない)

抗体の無い人は接種を勧める。初回免疫1回目、2回目(4週後)、3回目(5~6か月後)。

10年ごとに追加接種をしたほうがよい。

 

 E型肝炎

E型肝炎ウイルスはアジアにおける流行性肝炎の重要な病因ウイルス。主に水系経口感染で、雨期に発生頻度が増す。症状はA型肝炎と似ているが、死亡率は10倍で、特に妊婦が発症すると死亡率が高く、注意が必要。予防接種はない。

 デング熱

デングウイルスが病原体で、熱帯シマ蚊(日中10時頃から午後4時頃が活動のピーク)を媒体に感染する。ウイルスに4型あり、理論的には4回かかることがある。今のところワクチンは市販されていない。突然の高熱38℃以上(3-4日間持続)に続き、突然下熱そのころからかゆみを伴う真っ赤な発疹が体幹、手足の先に出現するのが典型的な症状。診断は下熱した頃にウイルス抗体を測定して確定。一般にデング熱の予後は良好だが、たまにデング出血熱という重篤な状態に陥ることがある。デング出血熱の初期症状はデング熱と区別がつかないが、発熱3~7日後、ウイルスによる骨髄抑制のため白血球や血小板が減少そのために出血傾向を呈する。歯を磨くと血が出たり鼻血が止まらなくなったりしたら要注意。日本人の感染は初回であることがほとんどなので、デング出血熱を発症する確率は小さいと推測される。出血傾向を助長するので、解熱剤としてバファリン(アスピリン)は使わないほうがよい。

 

 狂犬病

狂犬病ウイルスに侵された動物(犬・猫・リス・コウモリなど)から感染する。当地で犬に噛まれたら、できるだけ速やかに創傷部位を丁寧に洗浄し、必ず狂犬病ワクチンによる免疫を開始すること(予防接種が済んでいる人も動物に咬まれたら新たな狂犬病ワクチン接種が必要)。破傷風トキソイドも接種歴に応じて接種する。もし噛んだ犬が10日経っても死なない場合はほぼ安全といわれており、その時点でワクチンの注射は中止してかまわない。狂犬病は発病すると確実に死亡し、バングラデシュでは狂犬病で毎年5,000人が死亡している。

予防接種

初回免疫1回目、2回目(4週後)、追加免疫(6~12カ月後)、以降通常2~3年程度で追加接種が望ましい。ただし、ワクチンを3回接種した人も、動物から咬まれたらすぐに1~3回追加で接種する必要がある。

 

 マラリア

4種類あるが、ほとんどが三日熱マラリアと熱帯熱マラリアで、いずれもハマダラ蚊によって媒介される。ハマダラ蚊の活動時間は熱帯シマ蚊と異なり夕方から夜。今のところダッカでの流行はみられないが、流行地域はダッカ近郊60kmくらいまで拡がってきており、今後交通手段の発達と共に波及する可能性がある。地方、特にチッタゴン丘陵地域は濃厚汚染地で、西ベンガル地方でも流行が拡大しつつある。1995年、シレット周辺でも多数の重症患者が出ている。予防するためには、まず流行地に入らない、蚊に刺されないこと。ハマダラ蚊は羽根にマダラ模様があり、静止時または吸血時には、尾、腹を上げているので他と区別できる。

 

・外出する際には、長袖のシャツと長いズボンを着用。皮膚の露出した部分には虫除けをする。暗い色の衣類・オーデコロン・アフターシェーブクリームなどは、蚊をひきつける。薄い衣服だと外から吸血されるので、虫除けを塗る。時間が経つと効果が薄れるので、頻繁に用いる必要がある。

・ 昼間に入ってきた蚊を、夕刻になる前に退治してから休むこと。

・ 網戸があっても蚊が侵入する場合には、殺虫剤を噴霧すること。

・ 一晩中、蚊取り線香などの殺虫剤を効かせておくこと。

・ 睡眠中は蚊帳をかけ、長袖を着用が望ましい。蚊帳はマットレスの下に折り込んで隙間を少なくし、虫除けを染み込ませた蚊帳を使うとよりよい。

・ 汚染地域に入る際には、約1週間前から予防薬を必ず服用のこと。

 

 ハンセン病

日本ではほぼなくなりかけた病気だが、バングラデシュでは数十万人が罹患している。感染力は弱く、通常の生活では感染することはまれ。 

 

 日本脳炎

蚊によって媒介されるウイルス疾患で、7月から12月にかけて、主にタンガイル・ダッカ・ラッシャヒ地区から散発的な発生が報告されている。

予防接種

赴任時にワクチン接種を受けることを勧める。特に農村地帯に長期滞在する人は必ず接種すること。初回免疫1回目、2回目(1~2週後)、3回目(おおむね1年後)、以降流行状況に応じて、4年に1回の追加接種が望ましい。

 

 蛇咬症

毒蛇の被害が時々報告されており、症状・被害の程度・治療のための抗血清は、へびの種類によって異なる。大切な事は、咬まれたからといって慌てないこと。たとえ毒蛇に咬まれたとしても、毒が注入される確率は50%に満たないと報告されているので無理に蛇を捕獲しようとせず、創部を安静にして速やかに病院受診をすること。咬まれた傷の中枢部を緊縛することは禁忌。

 

 寄生虫

バングラデシュは濃厚分布地域。生水・生ものを避けることはもとより、葉野菜のサラダには気を付ける(葉に虫卵が付着している)、素手で土をいじらない、肉・魚は充分火を通して食べる、蚊になるべく刺されないようにすること等の注意が必要。

 

 水質汚染と大気汚染

砒素による水質汚染が国際的に注目されている。大気汚染は、急速に増加した車、特に整備不良車による排気ガスがひどく、一日中外出した際、喉や眼の疼痛を引き起こす。

 

 交通事故

交通ルールがほとんど守られていないため、細心の注意が必要。道路の横断はかなりの危険を伴い、横断歩道に人がいても車は止まらない。乗り合い自動車の事故も多発している。地方では車のスピードが速いため、さらに重大な事故が頻発している。交通事故に遭っても緊急車両や適切な病院が無かったり、すぐに対応できない所が多いので、地方を車で移動する際は携帯電話を持参することを勧める。

 

 適応障害

一般の日本人にとって、気候や生活環境が厳しいこと、宗教の違いなどから反応性の適応障害に陥り、短期間で帰国を余儀なくされた例も珍しくない。ストレス・カルチャーショック・うつ状態など、多少は一時的に誰もが罹る正常な反応だが、時に不安定症状であったり、自覚症状として訴える事が困難な場合もある。繰り返す下痢が心的ストレスによる過敏性腸症候群であった例もある。周囲の人が重症だと判断したら、いち早くしかるべき人に報せる必要がある。また、日本とは異なった環境の中で、色々なうわさが流れることがあるので、うわさに惑わされたり、振り回される事の無いように自分で真実を確かめよう。

 

 生活習慣病

不健康地という事で栄養に気を使い過ぎたり、日本にいた時よりも食事会の機会が多くなった為など、当地で意外と多いのが生活習慣病。娯楽も限られており、ストレス・運動不足も手伝って、高脂血症・糖尿病・痛風・肥満症・アルコール中毒症等になりやすいので注意すること。

 

 エイズ

WHOによるとHIV感染者は2万人と推定しているが、検査施設も少ない事から実態ははっきりしていないのが現状。近年アジア地域のエイズ感染者は急激に増加している。使い捨ての注射針を消毒が不十分なまま複数回使用することもあるため、経血液感染の原因となり得る。むろん当国での輸血は大変危険。

ダッカで予防接種が可能な機関・施設

ここでは、病院名だけを記載。詳細は、後述≪医療機関リスト≫を参照すること。

 United Hospital 

 Apollo Hospitals Dhaka

 Dr.M.A.Wahab’s Clinic 

 Yamagata Dhaka Friendship Hospital

 Square Hospital

 

日本で予防接種が可能な機関・施設

まず地域の保健所に問い合わせてみること。ポリオ・BCG・コレラなどは、生ワクチンを置いてある大学病院や検疫所でしか受けることができない(基本的にはポリオやBCGなどは保健所が行い、地域によって決まった期間のみの集団接種となる)。

以下に各地の検疫所を紹介するので、最寄りの検疫所に相談するのもよい。

問い合わせ先

小樽検疫所 ☎0134-22-5234

成田空港検疫所 ☎0476-34-2310

東京検疫所 ☎03-3599-1515

横浜検疫所 ☎045-201-4456

渋谷医師会予防接種センター(JR渋谷駅近く) ☎03-3462-2200 

内外クリニック(JR有楽町駅近く) ☎03-3562-5971 

国分寺医師会予防接種センター(西国分寺駅近く) ☎042-324-0238 

大阪空港検疫所 ☎06-6571-3522

関西空港免疫所 ☎072-455-1283

神戸検疫所 ☎078-672-9653

名古屋検疫所 ☎052-661-4131

広島検疫所 ☎082-251-1836

福岡検疫所 ☎092-291-4092

鹿児島検疫所 ☎0992-22-8670

那覇検疫所 ☎0988-68-1674

日本検疫衛生協会(予防接種に関する情報サービスを行っている) ☎045-671-0527

横浜診療所 横浜市中区山下町2 産業貿易センタービル3F  ☎045-671-7041

東京診療所 東京都区中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館6F ☎03-3527-9135

≪緊急移送について≫

 

当地では、大学病院や公的医療機関でもスタッフ、システムにおいて不備が少なくなく、緊急時や重症の場合は、緊急医療サービス会社であるインターナショナル・SOS社や各自が加入している海外旅行傷害保険の緊急移送サービスを利用して、バンコクかシンガポールの設備の整った医療機関で治療を受けるのがよい。

バングラデシュでも徐々に質の高い医療が受けられるようにはなってきているが、注射針・輸血・薬品・医療機器などの問題から、一部の病院以外は日本人が入院するには無理がある。特に輸血は信頼性が低い。

保険に入っていない場合、シンガポールから医療専門スタッフが飛行機でやってくると500万円以上かかる。この緊急移送のサービスをしている保険はいくつかあるので、内容を良く確認すること。最近は企業、機関が団体で加入している場合も多いので、勤務先に確認するとよい。

 

インターナショナル・SOS社 (保険加入者のみ利用可能)

東京 ☎03-3560-8161

シンガポールセンター(24時間日本語可) ☎+65-6336-3080

           

≪妊娠・出産≫

 

これから子どもを持つ予定の人や妊娠の可能性のある人は、判定薬や妊娠指導書を日本から持参したほうがよい。妊娠検査、その後の定期検査はダッカ市内の病院で可能。出産に関してはダッカでの医療行為は必ずしも安全とは言えないので、安定期中や妊娠後期で帰国し、日本の病院で出産する人がほとんど。なかにはバンコク、シンガポールで出産する人もいるが、どこで出産するかは、上の子がいる場合、初産の場合、妊娠経過などによって違ってくる。妊娠中必要なもの、赤ちゃん用品などダッカで手に入る物もあるが品数が少ないので、日本やバンコク、シンガポールでそろえた方がよい。詳しくは第3章子どもを参照のこと。

<妊婦の定期検診>

ここでは、病院名だけを記載。詳細は、後述≪医療機関リスト≫P.33を参照すること。

 Yamagata Dhaka Friendship Hospital

 United Hospital

 Apollo Hospital

<出産後の事務手続き>

新生児の出生届:

届出にあたっては、出生届、出生した病院発行の出生証明書とその和文訳が必要。用紙は大使館にて入手可能。大使館を通じて手続きを行う場合、誕生日を含めて3ヶ月以内に大使館まで届け出る必要がある。届出から市区町村役場にて戸籍に反映されるまで概ね2ヶ月を要する。日本の家族等を介し、本籍地または居住地の市区町村役場にて直接手続きを行う場合、届出から1週間以内で戸籍に反映される。

旅券給付: 戸籍謄(抄)本を直接日本から取り寄せ大使館に申請する。申請から交付までに4日間を要する。

ビザ給付: 上記の通り大使館にて旅券を取得の上、Immigration & Passport Office (P.3)にて滞在査証を取得する必要がある。ビザの種類にもよるが、申請から取得までに概ね7日間を要する(手数料は無料)。申請の際は、パスポート、申請書2通、写真1枚、両親のパスポートの提示が必要。

 

バングラデシュ、日本以外の第三国で出産する人のために

当該国に到着してから陣痛までの期間を、どこで過ごすかという問題がある。出産予定の病院で過ごすことも可能。航空機を利用する場合、分娩予定日の28日以内では、航空会社指定の誓約書と診断書が必要であり、7日以内では医師の同行が必要。出国は、一般に妊娠12週頃から28週頃が適切。

 

≪ダッカ市内の医療機関リスト≫

 

当地で日本人が利用している主な医療機関だが、不明な点などある場合は、大使館の医務官(Plot5&7, Dutabash Rd., Baridhara ☎9840010 ext.140)に問い合わせること。医務官はバングラデシュの医師免許を有していないため一般診療行為はできないが、医療相談に応じる事ができる。

 

総合病院・一般病院

 

United Hospital (24時間救急対応可)

Gulshan-2 Plot15, Rd.71 ☎8836000 / 883644

救急車☎01914001234 救急ホットライン☎10666

診療時間9:00~18:00 金曜休診。予防接種、妊婦定期健診可

Dr. Shah Ataur Rahman(皮膚科専門)日本語可。

月、水、土曜の15:00~18:00の外来診療は要予約。

Dr. Naseem Mahmud 女医(産婦人科専門)【☎01914001270】日本語可。

Baridhara、Gulshan地区からは一番近い清潔な近代的総合病院で全科に対応している。

 

Apollo Hospitals Dhaka (24時間救急対応可)

Bashundhara Plot81, Block-E, Bashundhara R/A ☎8401661 / 8845242

救急車☎01714090000 救急ホットライン☎10678

診療時間9:00~17:00金曜休診。予防接種可

Dr. A.H.M. Waliul Islam(循環器内科専門心臓カテーテル治療)【☎01713228884】日本語可。

 

Yamagata Dhaka Friendship Hospital

Central Dhaka 6/7, Block-A, Lalmatia ☎9129354

診療時間9:00~17:00金曜休診。

Dr. Md. Ekhlasur Rahman(整形外科専門)【☎01819218902】日本語可。

午後から内科検査も可(要予約)。耳鼻科・産婦人科・眼科等、その他の科の診療も専門医を呼んでくれる。病院提携の検査センターで各種レントゲン・CT・MIR・エコー等の検査可。

 

Dr. M. A. Wahab’s Clinic

Baridhara House3, Rd.12 ☎9855953 / 8826069

診療時間8:00~12:00、16:00~19:30金曜休診。

Dr. M. A. Wahabの個人医院。ドイツ大使館顧問。専門は内科一般・内分泌内科・感染症科。多くの外国人を診療。

 

Traveller’s Clinic, AISD (American International School Dhakaの施設内)

Baridhara Plot12, United Nation Rd. ☎9899620(予約)

診療時間 日、火、水、木曜 9:00~12:00、日曜13:20~16:40予約制。月・金曜休診

Dr. Dawn Rees(女医)【☎01730019695】

International Center for Diarrhoeal Diseases Research, Bangladeshより出向いて外来診療をしている。

Labaid Gulshan

Gulshan-2 House13/A, Rd.35 ☎8835981-4

診療時間17:00~22:00金曜休診。

Dr. Md. Ehsanur Rabbi(整形外科専門)【☎01819237853】日本語可。

各科専門医が外来診療を行っている。入院施設はない。

 

Square Hospital (24時間救急対応可)

18/F, Bir Uttam Qazi Nuruzzaman Sarak (West Panthapath) ☎8159457 / 8159464

救急車☎8144466 / 8144477 ☎159457 ext.64 【予約】

診療時間7:30~20:30金曜休診。

 

J.B.F.H. (日本バングラデシュ友好病院)

Dhanmondi House55, Rd.3/A (Satmasjid Rd.) ☎9622277 / 9664028

診療時間9:00~17:00金曜休診。

Dr. Sarder A. Nayeem(消化器外科専門)【☎01819217010】日本語可。

Dr. Jomaid Shafiq(麻酔科専門)【☎01819217009】日本語可。

 

Aichi Hospital

Uttara Hospital Complex, Plot35&37, Sector8, Abdullahpur ☎8916290

診療時間8:00~12:00、16:00~22:00金曜休診。

Dr. Moazzem Hossain(小児外科専門)【☎01711528105】日本語可。常駐している。

歯科医(Dental/Orthodontics)

 

AIKO Dental & Implant Center

Banani House155/E, Rd.11 ☎9885426 / 8819409

診療時間16:30~20:00予約制、金曜休診。

2008年リニューアルオープンした清潔な歯科医院。

Dr. Mahfujul Haq Khan【☎01819249262】日本語可。

 

Yamagata Dental

Dhanmondi 2F, Dhanmondi Tower, House4/A, Rd.27(old), 16(new) ☎9121363

診療時間10:30~14:00、17:00~21:00予約制、金曜祝日休診。

Dr. Omar Ibna Faizur Rahman【☎01711812508】日本語可。

 

Sapporo Dental Care

Banani House88, Rd.23, Block-A ☎8827878 / 9887121

診療時間16:00~21:00金曜休診。

Dr. M. A. Hannan【☎01678026852】日本語可。

Dr. M. Ahmed【☎01911341500】Dr.M.U.chowdhury,Dr.Asad-uz-zaman

 

Johnson’ Place

Banani House69, Block-D, Rd.15 ☎8822849

診療時間14:00~18:00日曜、9:00~17:00月~木曜、9:00~13:00金曜、予約制、土曜休診。

眼科医(Ophthalmology)

Retina Foundation & Eye Center

Gulshan-2 House17, Rd.109 ☎9884566 / 9884588

診療時間16:00~20:00予約制、水・金曜休診。

Dr. Niaz Abdur-Rahman(網膜専門医)とDr. Kazi Shabbir Anwar(小児眼科医)が持ち回りで外来診療している。手術はBangladesh Eye Hospitalで行っている。

 

Bangladesh Eye Hospital

Dhanmondi 78, Rd.27(Satmasjid Rd.) ☎09666787878 ☎01916629999

診療時間9:00~21:00予約制、金曜休診。

2012年10月に開院した清潔な近代的眼科専門病院。手術室あり。院内に眼鏡店あり。地下駐車場あり。

 

指圧・灸

Bangladesh Acupressure & Training Center Ltd.

Gulshan-1 House102(GF), Rd.2, Block-A, Niketan ☎01552486327

 mahboobahsan2003@yahoo.com

随時、予約制、金曜休診

Mr. Mahboob Ahsan【☎01713303069】

JOCVのトレーニングを受けた施術者。片言の日本語可。

 

≪バングラデシュ以外の医療機関≫

 

シンガポール (シンガポール国番号は+65)

ジャパングリーンクリニック

290 Orchard Rd., #10-01 Paragon ☎6734-8871

☎9668-1056(緊急)6733-1213

 www.japan-green.com.sg

平日9:00~12:00、14:00~17:00、土曜 9:00~12:00 日曜・祭日休診

 

日本人会クリニック

120 ADAM Rd. ☎6467-0070(日本語) 6467-1298

 www.japanese-clinic.com.sg

平日9:00~12:00、14:00~17:00土曜9:00~12:00日曜・祭日休診

 

ラッフルズ・ジャパニーズクリニック (ラッフルズ病院内)

585 North Bridge Rd., Raffles Hospital #12-00 ☎6311-1190(日本語)6311-2299

 www.rafflesj-clinic.com

平日8:45~12:30、14:45~18:00土曜 8:45~12:00日曜・祭日休診

 

ラッフルズ・ジャパニーズクリニック (リャンコート分院)

177C River Valley Rd., #B1-09 Liang Court Shopping Centre ☎6334-1175 6334-1178

 www.rafflesj-clinic.com

平日9:45~13:00、14:45~18:00、土曜9:45~12:30、日曜・祭日休診

 

SUGINO CLINIC

391B Orchard Rd., #127-01 Tower B NGEE ANN CITY ☎6235-1110 ☎6533-0088(緊急)6733-7949

平日8:30~13:00、14:00~17:00、土曜8:30~13:00、日曜・祭日休診

日本メディカルケアー (グレニーグルス病院内)

6A Napier Rd., 3F ANNEX BLK GLENEAGLES HOSPITAL ☎6474-7707(緊急日本語)6474-7391

 www.nipponmedicalcare.com.sg

平日9:00~12:00、14:00~17:00土曜9:00~12:00日曜9:00~12:00(急患診察のみ)

祝祭日休診

 

日本メディカルケアー (オーチャード院)

333 Orchard Rd., #06-26 Mandarin Orchard ☎6737-1868(日本語)☎6474-7707(緊急)6736-3198

 www.nipponmedicalcare.com.sg

平日9:00~12:00、14:00~17:00土曜9:00~12:00

祝祭日(9:00~20:00 当直医師☎9625-7742)

 

モトコクリニック (産科・婦人科専門医)

290 Orchard Rd., #11-13/14 Paragon ☎6838-5366 6738-9773

平日9:00~13:00、14:00~17:00、水曜のみ9:00~13:00、土曜9:00~13:00

日曜・祭日休診

 

JGHデンタルクリニック

290 Orchard Rd., #10-01 Paragon ☎6235-7747(日本語)6235-1335

 www.japan-green.com.sg

平日8:45~12:30、13:45~17:00、土曜8:45~12:30日曜・祭日休診

 

コージェン デンタルセンター

6 NAPIER Rd., GLENEAGLES MEDICAL CENTRE, #03-07 ☎6835-1191 ☎6474-9239(日本語)6835-1151

 www.kodjeng.com

平日9:00~13:00、14:00~17:00、土曜9:00~13:30日曜・祭日休診

 

日本デンタルケアー

3F, ANNEXE Block, 6A NAPIER Rd. ☎6474-0060 6476-6850

 nippondentalcare.com.sg

平日9:00~13:00、14:00~17:00土曜 9:00~13:00日曜・祭日休診

 

ラッフルズ・ジャパニーズクリニック歯科 (ラッフルズ病院内)

585 North Bridge Rd., Raffles Hospital #12-00 ☎6311-2289(日本語)6311-2299

 www.rafflesj-clinic.com

平日8:45~12:30、14:45~18:00、土曜8:45~12:00日曜・祭日休診

バンコク (タイ国番号は+66)

バンコク病院 (Bangkok Hospital)

2 Soi Soonvijai7, New Petchaburi Rd.

☎02310-3000(代表) ☎02310-3257(日本人用) ☎09814-3000 (緊急)

 www.bangkokhospital.com

総合病院(タイ語、英語、日本語可)

年中無休の日本語外来診療部(Japanese Medical Service)がある。日本語の話せるタイ人医師、日本人コーディネーターも多数勤務。9時から15時までは、BTSトンロー駅から無料のシャトルサービスがある。

 

プララーム9病院 (Praram 9 Hospital)

99 Soi Praram9 Huay Khwang ☎02202-9999(代表)

 www.praram9.com

総合病院(タイ語、英語、日本語可)

日本人コーディネーター、日本語通訳常駐。特に産婦人科が充実。不妊治療の定評あり。隣にラディソンホテルがあり、入院患者の同伴者の滞在に便利。

 

バムルンラード病院 (Bumrungrad Hospital)

33 Sukhumvit3, Wattana ☎02667-1000(代表) ☎02667-1501(通訳)

 www.bumrungrad.com

総合病院(タイ語、英語、日本語可)

バンコクで最も規模の大きい私立総合病院のひとつ。日本語通訳部では7時から20時まで(土曜、日曜、祝日は19時まで)日本人外来患者を日本語で受付している(夜間は電話での通訳サービスになる)。海外からの受診者のためにサービスアパートメントが併設されている。BTSプルンチット駅から徒歩8分、ナナ駅からは徒歩10分。

 

サミティヴェート病院 スクンビット (Samitivej Hospital Sukhumvit)

133 Sukhumvit49, Klongtan Nua, Vadhana ☎02711-8000(代表) ☎02711-8122(相談口)

 www.samitivejhospitals.com

総合病院(タイ語、英語、日本語可)

バンコク病院グループのひとつ。小児科と産婦人科は常勤医の比率が高い。日本語通訳の勤務時間は8時から20時までだが、時間外でも電話による通訳の依頼可。BTSプロンポン駅からタクシーが便利。シーナカリンに分院がある。

 

BNH病院 (Bangkok Nursing Home Hospital)

9/1, Convent Rd., Silom ☎02686-2700(代表)☎02686-2742(通訳)

 www.bnhhospital.com

総合病院(タイ語、英語、日本語可)

バンコク病院グループのひとつ。医療機材も最新の物が揃っている。日本語通訳も常駐。

 

デンタル・ホスピタル (Dental Hospital)

88/88 Sukhumvit 49, Sukhumvit Rd. ☎02260-5000(代表)

☎085-341-1117(日本語)

 www.dentalhospitalbangkok.com

月~土曜9:00~22:00、日曜9:00~16:30

≪受診の際必要な医療用語≫

 

HEAD  頭部

headache 頭痛

(to) faint(ness) 失神 (する)

dizziness 目まい

stroke 脳卒中

 

EYE  眼

discharge from the eye 目やに

sty ものもらい

conjunctivitis 結膜炎

cataract 白内障

eye sight;vision 視力

eyesight test 視力検査

myopic;short-sighted 近視の

hyperopic;far-sighted 遠視の

presbyopic 老眼の

EAR 耳

ear wax 耳あか

discharge from the ear 耳だれ

deaf 耳が聞こえない

hardness of hearing 難聴

ringing in the ears;tinnitus 耳鳴り

otitis 中耳炎

 

NOSE 鼻

runny nose 鼻水のでること

stuffed(stuffy)nose 鼻づまり

sneeze くしゃみ(する)

sniffle 鼻水をすする

nosebleed 鼻血

cold in the nose 鼻かぜ

nasal polyp 鼻たけ

empyema 蓄のう症

 

ORAL CAVITY;MOUTH 口腔 

gum 歯ぐき

tongue 舌

saliva 唾液

tonsil(s) 扁桃腺

throat のど

toothache 歯痛

dental calculus 歯石

(tooth)caries;a bad tooth むし歯

pyorrh[o]ea 歯槽膿漏

tonsilitis 扁桃腺炎

sore throat 咽頭炎

be hoarse;be husky 声がかれる

be(feel)thirsty のどが渇く

 

CHEST 胸部

chest pain 胸痛

cough 咳

phlegm;sputum 痰

shortness of breath 息切れ

throbbing;palpitation 動悸

can't breathe comfortably 息苦しい

difficulty in breathing 呼吸困難

bronchitis 気管支炎

pneumonia 肺炎

flu インフルエンザ

tuberculosis 結核

asthma 喘息

heart disease 心臓病

valvular disease 心臓弁膜症

heart attack;angina pectoris 狭心症

myocardial infarction 心筋梗塞

 

GENITO-URINARY ORGAN(S)  泌尿・生殖器

pass water; pass urine 排尿する

bed-wetting; enuresis 夜尿

lack of control of the bladder 頻尿

incontinence 失禁

glycosuria 糖尿

albuminuria 蛋白尿

hematuria 血尿

diabetes 糖尿病

nephritis 腎炎

kidney stone 腎臓結石

inflammation of the bladder 膀胱炎

venereal disease (V.D.) 性病

ABDOMEN 腹部

appetite 食欲

heart burn; pyrosis 胸やけ

belch げっぷ

nausea 吐気

vomit 吐く

vomitting of blood 吐血

fullness of the stomach 胃が張ること

flatulence 腹が張ること

stomachache 胃痛

abdominal pain 腹痛

colic 疝痛

bowel movement; motion 便通

stool; feces 大便

urine 小便

loose stool; diarrhea 下痢

watery stool 水様便

bloody stool 血便

constipation 便秘

gastritis 胃炎

stomach ulcer; gastric ulcer 胃潰瘍

stomach (gastric) cancer 胃癌

duodenal ulcer 十二指腸潰瘍

enteritis 腸炎

ileus 腸閉塞

appendicitis 虫垂炎

colitis 大腸炎

typhoid fever 腸チフス

cholera コレラ

dysentery 赤痢

amoebic dysentery アメーバ赤痢

piles; haemorrhoids 痔

jaundice; icterus 黄疸

hepatitis 肝炎

inflammation of the gall 胆のう炎

gallstone 胆石

cirrhosis of the liver 肝硬変

pancreatitis 膵臓炎

 

MENSES, PREGNANCE 月経・妊娠

periods; mense 月経

whites; vaginal discharge おりもの

delivery 分娩

miscarriage 流産

spontaneous abortion 自然流産

abortion 人工流産

premature delivery 早産

labour(pains) 陣痛

Caesarian birth; C-operation 帝王切開

NERVE 神経

tremor ふるえ

cramp; convulsion けいれん

dizziness; vertigo 眩暈

numbness; paralysis 麻痺

coma 昏睡

neuralgia 神経痛

hemiplegia 半身不随

meningitis 脳膜炎

neurosis 神経症

epilepsy てんかん

SKIN 皮膚

itchy かゆい

tickle くすぐったい

dropsy; edema むくみ

swelling 腫れ

blister 水ぶくれ

rash; eruption 発疹

pus 膿

suppurate 化膿する

boil おでき

dermatitis 皮膚炎

eczema 湿疹

nettle rash; urticaria じんま疹

wart いぼ

impetigo とびひ

prickly heat あせも

diaper rash おむつかぶれ

PROPHYLACTIC INOCULATION 予防注射

vaccination ワクチン注射

immunization 免疫

oral vaccine 経口ワクチン

booster 追加免疫

valid for 6 months 6ヵ月有効

side effect 副作用

triple vaccine; DTP vaccine 三種混合ワクチン

typhoid fever 腸チフス

paratyphoid fever パラチフス

polio ポリオ

measles 麻疹

mumps おたふく

rubella 風疹

chickenpox: varicella 水痘

infectious hepatitis 伝染性肝炎

lockjaw; tetanus 破傷風

rabies; hydrophobia 狂犬病

 

DRUG; MEDICINE 薬

prescription 処方箋

pill 丸薬

tablet 錠剤

capsule カプセル

powder medicine 散薬

ointment 軟膏

suppository 坐薬

eye drop 点眼薬

 

OTHERS その他

diagnosis 診断

medical certificate 診断書

treatment 治療

examination 検査

laboratory 検査室

injection 注射

enema 浣腸

 

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